【行政書士試験】LECの模試パック(計6回)の得点を晒しつつ、模試の使い方を考えます。

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(この記事は2020年5月15日に更新されました)

「合格者の模試の得点が知りたい」
「模試の使い方がよく分からない」

この記事はそんな疑問を持っている方向けに書いています。

こんにちは。
ショシ太郎です。

行政書士試験を合格するために避けて通れないのが模試だと思います。
時期的にはおおよそ7月くらいから各社の公開模試が始まります。
私は市販模試を除くと、LECの模試パック(計6回)を受験しました。

今回は私の模試の記録を晒しながら、模試の使い方について考察していきたいと思います。

到達度確認模試 第1回

受験日:7/21

内訳
基礎法学 1/2
憲法   3/5
行政法  12/19
民法   3/9
会社法  4/5
一般知識 6/13
多肢選択 10/12

これが初めての公開模試でした。
この時点での勉強の進捗状況は、ファーサイトの講座を一通り終え、過去問集については民行は5周回していました。
さらに市販模試もいくつかこなしたうえでの受験でした。
内訳をみると一目瞭然ですが、民行の基礎が全く身に付いていないですね。
自分では結構やってきたつもりはあったので割とショックでした。
その一方で、民行を鍛えなおせば合格点に届くという手ごたえを掴むことができました。
記述に関しては、当時は全く対策していませんでした。

到達度確認模試 第2回

受験日:8/25

内訳
基礎法学 2/2
憲法   4/5
行政法  16/19
民法   4/9
会社法  3/5
一般知識 7/14
多肢選択 7/12

総合点は178点というまずまずの結果でした。

第1回から一カ月ほど開きましたが、その間は全体的な復習はしつつも、やはり民行に力を入れました。
具体的には過去問や答練の解きなおし、テキストの見直し等、民行を最優先して勉強しました。
その結果、行政法は報われましたが民法がダメです。
民法に対して苦手意識があったわけではなかったのですが、事例問題になるとその問題文の中にどういった法的問題が隠れているのかを見つけることができないという課題が発覚しました。
解説を読むと、「これは知ってた」と思うような問題もいくつかあり、まだまだ基礎が定着していないことが露呈しました。

ちなみに、このころから記述の対策を真面目に始めました。

全日本行政書士公開模試 第1回

受験日:9/7

内訳
基礎法学 1/2
憲法   5/5
行政法  14/17
民法   7/9
会社法  2/5
一般知識 8/12
多肢選択 8/12

自己採点した段階で、記述抜きで168点だったため180点は越えただろうと思っていたのですが、結果を見て愕然としました。
まさかの記述が10点・・・。3問埋めたのに・・・。
択一をちゃんと勉強していれば記述も対応できるだろうと勝手に思い込んでいたのですが、どうやら認識が甘かったようです。

なお、課題としていた民法は、今までの模試や答練を解きなおすことでカバーすることができました。

全日本行政書士公開模試 第2回

受験日:9/21

内訳
基礎法学 2/2
憲法   3/5
行政法  13/19
民法   7/9
会社法  3/5
一般知識 4/14
多肢選択 10/12

直前期にこの点数は正直ショックでした。
今まで一般知識で足切りになったことはなかったのですが、自分の知らないジャンルの問題が出題され、一気に崩れてしまいました。
この結果を受け、一般知識の講座を取るか考えましたが、一度の足切りだと運の要素もあるかもしれないのでまだ苦手かどうか判別ができず、いったん保留しました。

記述に至ってはまさかの「0点」です。
平均点が6.7点なのでかなり難しい内容だったのですが、それでも一かすりくらいしないとダメですよね。
正直、記述は何か書いておけば点がもらえるだろうという甘い考えを持っていたのですが、今回の採点でそんな傾向はないことがよく分かりました。

ファイナル模試

受験日:10/6

内訳
基礎法学 2/2
憲法   4/5
行政法  15/19
民法   7/9
会社法  4/5
一般知識 4/14
多肢選択 12/12

ファイナル模試と言いながらファイナルではない模試を受けてきました。
そして、一般知識と記述でまたやらかしてしまいました。
2回連続の足切り&「0点」・・・。

ここでようやくあることが分かったのです。
「俺は一般知識と記述が苦手だ!!」
数字を見ると一目瞭然ですが、法令択一については152/184という好成績で、順位も32位(1699人中)です。
これでも合格点に届かないのは確実に一般知識と記述のせいですね。
(そもそも足切りだし。)
ということで、一般知識の底上げをするために有料講座と無料講座を一つずつ受講することにしました。
記述についても従来よりも勉強時間を増やしつつ、残された時間は少ないので音読中心の勉強に切り替えました。
ただ、本試験では記述抜きで180点取るつもりじゃないと合格は難しいかもしれないと感じていました。

厳選!直前ヤマ当て模試

受験日:10/19

内訳
基礎法学 2/2
憲法   3/5
行政法  17/19
民法   6/9
会社法  5/5
一般知識 9/14
多肢選択 8/12

これが本当のファイナル模試です。
本試験一カ月前にして、ようやく合格点を取ることができました。

不安だった一般知識は対策の効果が出たのか、まずまずの得点でした。
しかし記述は相変わらずのひどい有様です。
このままでは本試験までに記述対策が仕上がる気がしない・・・そう感じた私は、一つの方針を掲げました。
「記述は債権に全てを賭ける」ことです。
記述式の民法に関しては、ほぼ毎年債権法から出題があるからです。
その分野を完璧にしておけば20点は確保できますし、私の択一の成績からすると、記述で20点あれば十分合格できるだろうと踏んだわけです。

おまけ 本試験

内訳
基礎法学 2/2
憲法   4/5
行政法  14/19
民法   5/9
会社法  1/5
一般知識 12/14
多肢選択 9/12 

法令が難しくて、一般知識は簡単だな~と感じながら解いていましたが、その通りの結果になりました。
一般知識は対策しておいてよかったと思える問題がいくつか出題され、努力が実ったという印象です。

ちなみに、債権にヤマを張っていた記述式ですが、第三者のための契約は完全にノーマークで書くことができませんでした(笑)
ただ、共有のところは記憶していたためほぼ完答することができ、20点ほど確保できました。
私の記述対策は完全に空回りだったわけです。

模試の活用方法

以上が私の模試の成績です。
次に、私が模試をどのように利用していたかを書いていきます。
私は主に以下の4点を意識して模試に取り組んでいました。

  1. 得意&苦手分野の洗い出し
  2. 知識の定着化
  3. 実戦形式への慣れ
  4. 未知の問題への対応力向上

得意&苦手分野の洗い出し

私の模試の成績を見ると、基礎法学と憲法は一貫して安定した点数が取れていることが分かります。
そのため、この2科目は復習にあまり時間を割くことはなく、必要最小限の学習に留めました。
本試験でも良い成績を残すことができ、無駄な勉強時間を省くことができました。

苦手分野については、模試を受け初めのころは民法が苦手な傾向がありましたが、重点的に勉強することで、本試験では最低限の点数は取ることができました。
直前期で発覚した一般知識と記述式については、点数だけ見るとしっかり対策した形跡があるかと思います。(一般知識は対策の成果が出ました。)

これらは全て模試を通して気付いたものです。
特に、記述については実際に自分で採点するのは難しく、模試を活用しないとどこまで理解できているかの確認が難しいと思います。
このように、模試を何度も受けることによって自分の得意苦手が把握できますので、それを基に今後の学習計画を練ることができます

知識の定着化

模試が解き終わり、忘れてはいけないのが見直しです。
せっかく解いた問題なので、ほったらかしにするのはもったいないです。
せめて間違えた問題や自信のない問題だけでもしっかり解説を読み込むようにしましょう。
模試は、本試験で出題されると思われる分野を抽出しているので、本試験で問われても問題ないように理解しておくことが大切です。
できれば解きなおしをして、完璧にしておきたいところです。

実戦形式への慣れ

60問解き終わるまでに、自分がどれくらい時間が必要か把握しておくべきです。
本試験では、トイレ休憩も含めて時間の使い方は非常に重要です。
また、本試験では緊張や動揺でいつもよりも解く時間は長くなるはずなので、それを見越したタイムスケジュールを模試で設定できるとよいです。
特に、一問にじっくり時間をかける方は要注意です。
あとは、どのような順番で問題を解くかを決めておく必要がありますので、模試で実験しながら固めていくと良いと思います。

ちなみに、模試の場合、3時間きっちりフルに使う派と終わり次第さっさと出ていく派に分かれますが、私はさっさと出ていく派でした。

未知の問題への対応力向上

試験勉強の際は過去問や問題集を何度も何度も回すことになると思います。
しかし、本試験で出題される問題は当たり前ですが初見の問題です。
その問題を解くにあたっては、過去問や問題集で身に着けてきた知識を応用することが必要です。
模試はその訓練ができる貴重な機会です。

同じ問題を何度も解いていると何となく正解してしまうことがよくあると思います。
しかし、模試や本試験ではその思考は通用しません。(初見だから)
本試験で見たことがない問題に落ち着いて対応するには、「知識の使い方」を模試で身に付けることが大切かと思います。

最後に

私のように1カ月前になってようやく合格点に達したような者でも、本試験で180点を取ることができます。
もちろん、模試で結果を出せなかったにもかかわらず合格した方もたくさんいます。
なので、模試の得点に一喜一憂する必要はあまりないのかもしれません。
(私はがっつりしてました。)

それよりも、模試をどう使うかが神髄だと思うので、是非多くの模試を受講し、合格のための分析に役立ててみてください。
なお、私はLECの模試しか受けませんでしたが、できれば他社の模試も受けたほうが良いです。

ショシ太郎