【土地家屋調査士への道Vol.15】合格までの軌跡 まとめ(R3落ち、R4合格)

こんにちは。ショシ太郎です。

この記事を公開した2023年2月17日は令和4年度土地家屋調査士試験の最終合格発表日です。

せっかくなので、当時のツイートも掘り返しながら合格までの2年間を振り返っていこうと思います。

ちなみに、受験を決意したときからの進捗報告的なものを「土地家屋調査士への道」として投稿していますので良ければそちらもご覧ください。(投稿サボりまくりで話が急に飛んでいますがご了承ください!)

私について

まず初めに、私の簡単な経歴について紹介させていただきます。

・年齢:1996年生まれ
・学歴:地方国立大卒 学士はなんちゃって法学
・職歴:インフラ関係の企業に事務系社員として入社、広報・広告宣伝やリスクマネジメント等に従事
※調査士、測量業界未経験
・合格済資格:宅建士(R2)、行政書士(R1)
・受験歴:2020年7月勉強開始、2021年度(R3)午前落ち、2022年度(R4)合格

何の変哲もない経歴ですが(笑)
強いて言うなら業界未経験ということでしょうか。

受験の決意

2018年に大学を卒業し、新卒で某企業(調査士業界とは無関係)に就職し働いていく中で、自分自身で物事を進めていくことにやりがいを感じ、独立という働き方に興味を持つようになりました。
独立というと資格を取って開業というイメージはありましたが、具体的に何をしたいかということまでは当初は考えられていませんでした。
そこで、大学では法律を専攻していたこともあり、まずは行政書士や宅建等の資格を取得し、勉強をしながら自分が何で生計を立てていきたいのか考えるようになりました。

その後紆余曲折あり、土地家屋調査士を知り、業務内容を調べていったところ、正確な法律”知識”と、専門的”技術”の両輪を駆使して業務を進めていく土地家屋調査士が、私の理想とする働き方と一致したため、2020年の6月頃に受験を決意しました。

なお、私は文系卒で、測量に関する知識はゼロからのスタートになります。

1年目

予備校選び

兎にも角にもまずは予備校選びからです。
調査士試験は専門的すぎて独学はいばらの道ですから・・・。

選び方としては、まず大きな枠組みとして通学か、通信かという選択肢がありますが、
当時は出張が不定期である部署で働いていましたので、自分自身のペースで学習を進められる通信をベースに検討を進めました。

次に学校選びですね。
そのとき選択肢にあったのは、伝統・古参の東京法経学院全国的知名度を誇るLEC新進気鋭のアガルートの3校です。

検討の結果、複素数を駆使、コンパクトなインプット講義・テキスト(しかも見やすい!)効率を重視している点が私の性格に合っていると感じたため、アガルートを選択します。

アガル―トは、通信講座とは思えないほど受講生へのフォロー制度が整っていたことも大きかったですね。
Facebookで講師に質問し放題に加え、私が受講申し込みをした当時は、定期カウンセリング(月1回、講師と電話で相談できるサービス)が無料で付いていたというのも大きかったです。

そんなこんなで、調査士の勉強は2020年7月から本腰を入れて取り組むこととしました。

右も左も分からない・・・

時系列を1ヶ月戻します。

私は大学でも法律に触れていたし、当時は行政書士に合格した直後かつ、司法書士試験にも少し手を付けていたということもあり、法律科目については特段の抵抗はありませんでした。
が、問題は数学です!!
一応国立大卒ですが数学が大の苦手だった私は、センター試験で目を当てられない点数を取ってしまったことを覚えています。
それ以来、数学からは離れていたので四則演算以外の数学(これは算数か??)は脳から消え失せたといっても過言ではないでしょう。
図形の性質やら公式とか全く覚えてないしサインコサインタンジェントとかハリポタの呪文でしたっけ?というレベルだったので、まずは高校の数学を基礎本で復習することにしました。

アガルートの講義を視聴する前に、とりあえず上記の本で数学を復習し、最低限の土壌を整えてから本格的に勉強を始めるという作戦で臨むことにしました。
(結果的には数学を使用するのはまだ先だったので、ここで勉強した内容もほぼ忘れてしまいましたが、、、)

作戦を立てて攻略を狙う

数学が苦手な私は、記述式でとても苦戦するんじゃないかと危惧していたので、択一を早めに完成させて、記述対策に時間を割こうという考えていました。

試験が終わった今だから言えることですが、数学は基礎をしっかり学習すれば問題ないです!数学嫌いの方や、私文の方もそこまで身構える必要はないでしょう。更に、近年の本試験問題は座標計算よりも、事件の読み取りに重きを置いている傾向にあります。

実際、7月から講義の視聴を開始し、中旬には全講義を視聴し終えていました。

そして、その2か月後にはアガルートの過去問集を10周しています。中々のハイペースですね。
学習初期でやる気に満ち溢れていたということと、とにかく何度も解いて知識を脳に叩き込むことを意識していたんだと思います。

土地家屋調査士試験の良いところは、択一問題が20問しかないため、周回学習が捗りやすいことですね。
記述式も択一知識が前提となっているので、この作戦は悪くないかなと思っています。

そして、択一式の演習はいったんストップし、9月22日に初めての記述式に挑戦しました。

思ったよりいい出来と書いていますが、もちろん完答ではないですし、座標値も自力で出せていませんよ。
ちなみに、当時の図面の用紙が残っていたので晒していきます。

土地家屋調査士 地積測量図

初回にしては上出来ですね!とはいっても、座標値は答えを見た上での作図なのでズルではありますが。

と、こんな感じで記述の勉強を進めていきますが、ここにきて数学アレルギーの症状が発症し始めました。
「なぜここで三角関数を使うのか」、「二次方程式なんて想定外だ!」、「平行移動ってなんぞ!?」などなど、何度も壁にぶつかりながらも粘り強く頑張りました。

「なぜこうなるのか」理解すべき論点と「こういうものだから」と割り切る論点の見極めが大事です。
例えば、三角関数なんてものは「こういうものだから」の代表例ですよね。サインコサインタンジェントなんて原理を追求し始めるとキリがないので、それは学者さんにお任せしておきましょう。

初学者の方も安心してください、大事なのは場数と慣れです。

登記申請書の覚え方

アガルートのテキストには、登記申請書のひな形が50例掲載されています。

私はチェックシートを用いた勉強法で暗記を進めていきました。
詳細は以下ツイートの通りですが、添付書類や登記原因等の重要事項を暗記ペンで塗りつぶし、チェックシートを被せて暗唱するという方法ですね。
書いて覚えるという手法も効果的ですし、実際私もやっていたのですが、いかんせん時間がかかってしまうため効率はあまり良くないんですよね。
それよりかは、チェックシートで隠して暗唱することを繰り返すほうが記憶に定着しやすかったです。

とはいえ、時には申請書をひたすら書く勉強もしていました。
(ipadなどのタブレットがあると申請書を印刷する必要がないので紙の節約になりました!)

今思うと、過去問や答練を解く中で自然とひな形も覚えていくため、申請書を書くだけの勉強に時間を割く必要はあまりないかなと感じています。

新型コロナウイルスによる測量士補試験延長、謎の午前試験

記述式の勉強に取り組み始めて間もない10月の終わり、衝撃の事実が判明してしまいます。

新型コロナウイルスの影響で、R3年度の測量士補試験が5月から9月に延期になってしまったのです。
(R2年度試験が延期されたことが事の発端ですが、そのあおりを受ける形でR3年度試験も後ろ倒しになってしまったのです。)

私の計画では、R3年度測量士補試験に合格し、それをもって同年度の調査士試験の午前試験を免除するつもりでしたので、これは本当にショックでした。
まさかの午前試験からの挑戦、、、

当時の私、絶望してますね(笑)

どうやって勉強したらいいか全く分からなかったのですが、その辺はアガルートにサポートしていただきました。
月1回のカウンセリングでも当然午前試験の話題になりましたが、まずは測量士補試験対策をしっかりすることが大事だという助言を頂いたので、時期が近付いたらその通り対策を進めました。
(実際、午前試験の問題は測量士補の延長線上にあるような内容です。)

また、無償で午前試験の過去問解説動画を公開してくれたのも大変助かりました。

いざ、東京法経の実戦答練へ!(4月~)

紆余曲折ありましたが、3月の段階で記述式の過去問も9周回してしまい、内容を覚えてしまいやや物足りなくなったこと、自分自身の相対的な立ち位置を確認したかったこと等の理由から、東京法経学院の実戦答練を申し込み、名前の通り実戦力を鍛えていくことにしました。

4月から毎週土曜日に四谷へ通学し、朝から夕方までがっつり勉強です。
これまでずっと自室で勉強していたので、他の受験生に交じっての講義は非常に新鮮でしたし、内堀先生を初めてお目にしたときは有名人を見かけたような感覚になりました。

答練は全12回で、中間・ラストにそれぞれ1回ずつ全国公開模試が実施されます。(なので計14回ですね。)
学院にて成績処理され、リアルな順位が出てくるので負けず嫌いの私はA判定を目標に毎週取り組んでいました。

最初はB判定が続いていたのですが、3回目に初めてA判定をゲットし、続く4回目では10位台に位置づけることができました!
間違いなく、本試験でも十分に戦うことのできる力が付いてきていると実感しました。

答練を受けてのメリットは本当にたくさんあるのですが、ざっと思いつくのは以下の3つです。

・自分自身の相対的な立ち位置を確認できる
・厳密な時間配分の訓練ができる
・他の受験生に交じり、程よい緊張感の中で問題に臨むことができる  などなど

ちなみに、東京法経では2人掛けの長机(コロナ対策で一人しか座れない)と一人掛けの机があったのですが、私は敢えて一人掛けの机に座って受講していました。
というのも、本試験でもスペースが少ない可能性があるため、限られたスペースで文具の取り回しや作図の練習をしておきたかったからです。
文具の取り回しは意外と大事で、答練を繰り返す中で自分のポジションを確立しておけば、何度もペンを置き直したり、落としたりするリスクも減ります。

※答練・模試の結果は以下をご覧ください。

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測量士補試験(9月)

来る9月12日は測量士補試験です。
なお、この年の試験に合格しても、同年の調査士試験の午前試験は免除になりません。辛い。
(測量士補の合格発表前に調査士の願書受付が始まるからです。)

本来であれば測量士補は5月に終わっているはずだったので、この調査士試験直前期に他資格の勉強をするのはなかなかきつかったですね。
試験については一応クリアし、これを機に、調査士午前試験の対策に本腰を入れていくことになります。

直前期の勉強

直前期は勉強時間を増やし、朝勉は午前試験対策、通勤中は択一、帰宅後に記述対策というルーティンでやっていたと記憶しています。

直前期になると「あれも足りないこれも足りない」という不安に悩まされました。
それでも時間は限られているし、何なら直前期は本業の繁忙期でもあったので中々大変でした。

これに加えて午前試験に時間を取られてしまうのが辛かったですね。
強いてよかったところを挙げるとすれば、午前試験は計算の練習になるので、土地の座標計算の精度は上がったと思います。多分。

調査士試験 味わった屈辱

そして迎えた10月17日の本試験・・・。
私の受験地は東京、青山学院大です。

当日は早めに着いてしまい、雨の中、門の前でしばらく待ちぼうけしていました。
ちなみに、青学構内には銀杏の木が沢山植えられており、試験の10月になると実が地面に落ちて非常に濃厚な香りを漂わせています(笑)
臭いです。

そんな香ばしい構内を速足で素通りし、教室に入ります。

合格のカギとなる午前試験ですが、それなりに時間を費やし、過去問はしっかり解けるレベルにはなっていたので、あとは変な問題が出ないことを祈るばかり・・・という感覚でした。

試験が始まり、計算問題を解き進めていくのですが、ここで最悪の事態が発生してしまいました。
何と、計算問題の傾向が変わっており、明らかにひとひねり加えられた内容だったのです・・・。

~その時の私の心情~
「なんだこの問題、、、過去問で見たことないんだが!?!」
「やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい」
「もしかして落ちる?やばいやばいやばい以下略」

結局、一部の問題は答えを出せないまま、試験が終了してしまいました。

午後試験も最後までやり切ったのですが、結果はまさかの午前足切り・・・。
1年以上勉強を続けてきた調査士試験ですが、記述式の採点すらしてもらえないのは本当に悔しかったです。
この時ばかりは本当にコロナを恨みました。
でも、私と同じ境遇で受かっている方もいるので、結局は実力不足だったということです。

詳しい受験記は以下をご覧ください。

こうして、私の初受験は無残な結果に終わってしまいました。

2年目

午前試験からの学びを予備校選びに活かす

私は午前試験の自己採点で足切りが確定していたので、早々に2年目の勉強をスタートさせました。
なぜあんなにも点が取れなかったのか・・・自分なりに分析してみたのですが、午前試験の過去問の解法を覚えただけで、「なぜこうなるのか」ということを理解していなかったからだと考えています。

ということで、将来実務家として働くうえでも、基礎を固めておくことは大事だと思ったので、東京法経学院の「新・最短合格講座」で一から鍛えなおしていくことにしました。
この講座は、内堀先生のインプット講義(通信)と実戦答練がパッケージなったものです。

試験に合格したら受講料を全額返金してもらえる点も決め手の一つです。
1年目の経験から、内堀先生の深い解説や、答練のクオリティの高さは分かっていたので

ちなみに、東京法経では三角関数メインで講義が進められていきますが、私は元アガルート生なので複素数派の人間です。
ですが、知識として学んでおいて損はないかなと思ったので三角関数を用いた座標計算の講義も受講しました。

学力を”維持”するための勉強?

残念ながらR3年度午後試験の記述は採点されませんでしたが、自分の答案と合格者の答案を比較してみても、合格点には達している自信がありました。
また、実戦答練でも好成績を出すことができていたので、これから1年間、今のレベルを落さないようにするための勉強をしないといけないのかぁ・・・と憂鬱な気持ちになってしまうこともありました。

しかし、志が低いとやりがいもないし、心が折れてしまうかと思ったので、R4年度の受験にあたって、私は二つの目標を定め、Twitterで公表することで自分自身を鼓舞していくことにしました。

掲げた目標はシンプルで、

①THGの答練・模試オールA判定
②R4年度土地家屋調査士試験上位合格(上位の定義は決めてませんが)

この二つです。

2年目の受験になるので、これくらい大口を叩いてもいいかな?と思っています。

再び東京法経学院へ

そんなこんなで試験終了直後から勉強を再開しておりましたが、2月からは東京法経のベストセレクト答練(以下、BS答練)が始まりました。
昨年度は実践答練からの参加でしたので、BS答練は初受講となります。

BS答練は過去問よりも簡単な問題が多かったのでなんとかオールAを維持することができました。
ちなみに、BS答練は択一10問、記述3問という変則的な出題方式になっています。
記述は土地、非区分建物、区分建物がそれぞれ一題ずつ出題されるため、初学者の方や基礎固めをしたい方にはもってこいの答練だと思います。

実戦答練は全12回中、1回だけB判定を取ってしまったのですがあとは全てA判定でした。
後半の答練で中だるみしてしまい、オールA判定の目標を達成することができなかったのが悔やまれます。

ざっくりですが、R4年度の模試・答練の結果は以下の記事を参照ください。
1年目も含めた得点の推移は別途アップしようと思います。

答練を極める

過去問は1年目の時点でかなり数をこなしてしまっていたので、2年目は答練の復習や周回に力を入れて勉強しました。

具体的には、土曜日or日曜日に答練を受講します。
そして、受講後速やかに、その答練の択一全肢、記述式で問われた論点の根拠を調査士六法で逐一確認し、なぜ正解なのか、なぜ不正解なのかを確かめる作業をします。
それが終わったら答練を何度も解きなおして、知識の定着を図ります。

そして週末に新たな答練を受講・・・というスパンですね。

これはTHGの合格体験記にも書いたことですが、R4年度含め近年の本試験記述式は、問題文が複雑化(無駄に長かったり、解答に関係のない情報が入っていたりする)しており、必要な登記手続きを理解することが難しくなっています。
一方で、THGのBS答練や実戦答練は非常にシンプルな作りになっており、基本的には不必要な情報はほとんど入っていません
※ハイレベルVロードプレミアム答練は近年の傾向に寄せてきているらしいです。

そうすると、BS答練や実戦答練では本試験の対策にならないのではと思われる方もいるかもしれません。

ですが、裏を返すと、記述式は限られた少ない情報だけで完答できるということです。
私は答練を何度も解いた経験から、上記のことを理解していたので、R4年度試験の土地の問題を前にしたときでも、「必要な情報は限られている!」と自分に言い聞かせて、冷静に情報を取捨選択し、必要となる登記手続きを判断することができました。

いざ、リベンジマッチへ

そんなこんなで毎週答練をこなしていたらあっという間に直前期がやってきて、気付けば10月16日の本試験。

緊張感はありましたが、今までの答練や模試の結果から、「俺が無理ならみんな無理だろ!」という自信は持って挑むことができました。

本試験の中身ですが、択一が簡単だったので嫌な予感はしていたのですが、土地の問題を見たときは冷や汗ものでした。
メンタルも試される試験だったかもしれませんね、、、

ですが、上記の通り答練で培った経験を活かしてなんとか完答することができました。

試験終了直後の感想としては、「何とかなったかな」という感しでした。

見切り発車で事務所探し

本試験が終わり、一気に肩の荷が下りた気持ちになりました。
自己採点の結果、合格している確信を持つことができたので、本試験から三日後の10月19日には課長に退職する旨を伝えました。
まだ結果も出ていないのに、なかなかの見切り発車ですね(笑)

それと同時に、調査士事務所への転職活動も開始しました。
もちろんまだ合格もしていないので、履歴書には「令和4年度土地家屋調査士試験 合格見込み」的なことを書いたと思います(笑)

本来であれば何社か話を聞いてみるのが定石だと思いますが、時間的余裕がなかったことと、最初に面接を受けた事務所が魅力的な職場だったのでそのまま転職を決めました。

合格発表の瞬間

転職先や引っ越し先が決まり、完全に退路を断たれた2023年1月17日・・・待ちに待った筆記試験の合格発表です。
自信はありましたが、かなり大口を叩いていたこともあり、一抹の不安はありました。

16時の合格発表までの間、、、時間を潰すことに苦労しました。
有給消化中で仕事もなく、勉強も身が入らなかったので無駄に外出して時間の経過をひたすら待っていました。

16時になり、F5を連打すること約2分・・・

無事、合格していました!

ちなみに、一生に一度の瞬間なので、合格発表の瞬間を録画していました(笑)
その切り取りがこちらです。

コロンビア?

このときは本当にホッとした感情が大きかったですね。
これで安心して次のステップに進める!という感じでした。

点数も思った以上に高く、目標としていた上位合格は達成ということでよいのではないでしょうか。

口述試験

筆記試験が終わってからは測量士試験に注力していたこともあり、調査士の勉強は全く手に付けていませんでした。

そのため、超突貫工事で対策を進めました。
(THGから頂いた口述対策資料を音読しまくり、一時的に脳内に解答を叩き込みました。)

よっぽどのことが起きない限り落ちないと言われている口述試験ですが、私は本番で恥をかきたくなかったのでそれなりに時間を割いて対策しました。(といっても筆記試験合格後の話ですが。)

口述試験の中身については以下をご参照ください。

合格発表と今後について

そして迎えた2023年2月17日、最終合格発表の日です。

無事、私の番号を確認することができたのでこれにて受験は終了です。
ちなみに、その前週の2月9日から既に土地家屋調査士事務所での勤務は始まっています。

今後は、仕事を覚えることに全力を注いでいくのはもちろん、土地家屋調査士の登録手続きを進めていきます
いきなり登録するのは不安でもありますが、とにかくやるしかないです。

開業ということになるので、ホームページの作成も進めていかないとな・・・。

勉強時間の確保について

まず、平日3時間、休日6時間をベースとし、月108時間以上勉強することを目標に設定しました。
これを1年間継続すると、ざっくりですが1300時間弱(4週間×12)の勉強量になります。
一般論ですが、調査士試験に合格するために必要な勉強量は確保できると思います。

調査士試験は兼業で臨まれる方が多いと思います。
私も正社員として勤務しながらの受験でしたので、朝の時間や隙間時間を大切にしていました。
平日は毎朝早起きして1時間半勉強してから仕事を始める習慣を付けていました。
また、普段は電車通勤でしたので、その間はテキストを読んだり、択一問題を解いたりするなどして、時間を無駄にしないことを意識していました。
そうすれば、帰宅後は少しの勉強量で平日3時間のノルマはクリアできます。

当時の朝勉開始ツイートです。
睡眠時間は6時間くらいだったのですが、私には足りていないようで仕事中ずっとあくびを嚙み殺していました。

休日については、時間を分割(朝2時間・昼2時間・晩2時間など)して、集中力を切らさないことを意識していました。
もちろん、プライベートの用事もありますので、自分のスケジュールを把握して、勉強できなさそうな日があるときは、代わりに別日の勉強時間を増やすなど、先を見越したスケジュール管理が必要です。
(一日単位で目標を設定すると、未達だった時に気持ちが下がってしまうため、1ヶ月単位で設定しました。)

その他には、出張がある仕事をしていたので、機内にテキストや択一過去問を持ち込み勉強していました。
(どうしても疲れたときは寝てしまいましたが・・・。)

最後に

長文になってしまいましたが、これが私の2年間の受験記録です。

振り返ってみると、早起きしたり、残業後に勉強したりするのは体力的にしんどいと思ったこともありましたが、勉強そのものは苦ではありませんでした。
勉強したことがそのまま実務にも通じると思えば、かえってモチベは上がっていたように思います。

これからは一日でも早く、一流の土地家屋調査士になれるよう精進します!!

それでは。