【土地家屋調査士への道Vol.11】令和4年度土地家屋調査士試験を受験しました。

大変ご無沙汰しております。ショシ太郎です。

このブログを更新するのはいつぶりでしょうか・・・。
前回の記事が、ベストセレクト答練が始まりました!という内容だったので半年以上も放置していたことになります。
土地家屋調査士への道とか題しておきながら、その道をすっ飛ばして本試験までやってきてしまいました(笑)

ということで、今回は本試験を受験した感想と出来を書いていこうと思います。

令和4年度本試験 受験体験記

前日の夜は若干の緊張感はありましたが、プレッシャーに押しつぶされそうになる、といった極限の状態になることはありませんでした。
自分で言うのも何ですが、今年はかなり自信があったし、何なら昨年も午前試験さえ無ければ合格していたと思っているくらいですから。(それも含めて勝負の世界ですけどね!)
答練でも結果を残せていたので、「俺がダメならみんなダメだろう。」というある意味開き直りに近い精神状態でした。

受験地は昨年度同じ青山学院大学です。今年も銀杏が悪臭を放っていましたね・・・。
臭すぎて直前に詰め込み直した知識が吹き飛びかけました。
銀杏ロードを通過すると教室へ。恒例の?看板記念撮影も怠らず。

自分の席に着き、時間になると問題冊子・回答用紙が配布されます。
回答用紙に受験番号や氏名を記載する際、申請書の雛形や座標計算の数等、誰もが問題形式をチェックすると思います。
まずは土地ですが、座標値の空欄が二つしかないということで、これは読解系の問題の可能性があるなと察しました。あとは小問(穴埋め問題)と思われる問題が2つあったので少し驚きました。
続いて建物です。受験生のほぼ全員が非区分建物を予想していたと思いますが、予想通りの結果となりましたね。
意表を突かれたのが各階平面図ですね。主である建物 1階が(略)と印刷されていたからです。でも、冷静になって考えると2階と附属建物を書かされるんだろうと予想できます。

ちなみに、私の作戦は1年目から変わっておらず、「択一マッハ、記述じっくり」という感じです。
具体的に言うと、択一を15分〜20分で解き、あとは腰を据えて記述式を解く。余った時間は択一メインに見直し。というところです。

択一式

まずは択一式からです。
1問目から順番に解いていったのですが、途中で「あれ、おかしいな」という感覚になりました。
問題が非常にシンプル・・・言い方を変えると簡単だったからです。
これは私だけでなく、東京法経はじめ予備校の等練をやり込んできた方はそう感じたのではないでしょうか。
肌感覚ですが、難易度的には東京法経のベストセレクト答練くらいかなと。実戦答練や公開模試の択一と比べると明らかに難易度は落ちていると思います。
難しいなと思ったのが問18くらいで、これは後回しにして記述に行くことにしました。所要時間は20分弱くらいだったと思います。
(択一が簡単な分、記述にとんでもない問題がくるんじゃないかと予感していたのですが、そのまさかでした・・・。)

記述式

記述式は建物から解くのがセオリーのようですが、私は択一含め、全て順番通りに解いています。

土地の問題は本当に驚きました。問題文長すぎです。

とりあえず問題文を読んでいくのですが、なかなか論点が掴めず、かなり焦りました。
聴取記録の概要とか、測量結果とか立会いとかとにかく文章が長すぎる。。。
座標計算の自体はとても簡単ですが、そのヒントを探すのも大変でした。

読解力とか、ポイントを見抜く能力は確かに実務で必要でしょうけど、2時間半という短い時間で、かつ本試験独特の緊張感を踏まえるとかなり酷じゃないかと思います。

P27〜P28なんか8割くらい不要な情報ですからね。図面が載ってたら何かしらに使うと思うのが普通なので、これを完全スルーするのはとても勇気が入りました。

なんとか三筆分筆と一部地目変更にたどり着くことができましたが、非常に疲れる問題でした・・・。

最後は建物ですが、これは非常にシンプルな問題でしたね。
土地を難解にした反動でしょうか。あまりの差に違う試験かと思いました(笑)

一番点数が分かれるところとしては、附属建物の壁圧でしょうね。
胴縁が出てきて一瞬時が止まりましたが、柱の外側が被覆されている場合の壁圧は“柱の外面を結ぶ線“と記憶していたのでその通りに作図しました。

あとは小問の民法242条でしょうか。穴埋めで民法が出るなんで予想できるかー!と心の中で半ギレでした。

最終的には、残り30分のところで作図まで終了し、択一から全問見直しし試験終了となりました。

出来栄え

あくまで自己採点ですが、結果は以下の通りです。

・択一:満点(50点)
・土地:小問1〜2ミス、地積測量図1ミス(余剰記載)→20点前後
・択一:小問3ミス、建物図面1ミス(距離を小数点第2位まで書いてた)→20点前後

択一で満点を取れたのが大きいですね。記述でよっぽどのミスをしていない限り受かっているでしょう!
結果発表まで油断できませんが、昨年のリベンジはできたのではないかと思います。

今後について

独立に向け、実務を習得していく予定です。
今の職場を辞め、どこかの調査士事務所に転職します。
すでに上長には退職の意向を伝えていますが、引っ越し代のこともあるので早めに次の段階へ駒を進めていきたいと思います!

ショシ太郎