【俺の”一生モノ”】 SEIKO プレサージュ SARD007

こんにちは、うーさーです。

私は大学生一年生の時に購入したSEIKOのドルチェをずっと使用してきました。
超シンプルな3針時計で、年差±10秒のクオーツタイプです。
ほぼ毎日着用してきて特に不満はなかったのですが、たまたまSEIKOのHPで見つけたSARD007を見つけて一目惚れしてしまいました。

それに加え、購入したころと比べると体形がごつくなってしまったので、ドルチェのサイズでは体に合わなくなってしまったような気がして・・・。

というわけで、SEIKO SARD007をご紹介します。

・暖かみのある琺瑯ダイヤル
・クラシックな見た目
・シンプルイズベスト

それでは、詳しく見ていきましょう。

SEIKO SARD007

プレサージュ

SARD007はプレサージュというブランドにカテゴライズされています。
ちなみに、公式サイトでは以下のように説明されています。

100年を超える腕時計づくりの伝統を継承し、世界に向けて日本の美意識を発信するウォッチブランド

SEIKO 公式サイトより

なかなかイカしたキャッチコピーだと思います。
日本の伝統を時計に織り交ぜ、世界に発信するという・・・。
後ほど説明しますが、SARD007には”琺瑯”という伝統工芸が文字盤に採用されています。

また、プレサージュの特徴として、手巻付きオートマティックムーブメントと、サファイアガラス風防、10気圧防水を標準装備されています。
もちろんSARD007にも装備されています。

主なスペック

主なスペックは以下の通りです。

  • 駆動方式
      …自動巻(手巻付き)
  • キャリバー
      …6R24
  • 精度
      …日差+25秒~-15秒
  • 駆動時間
      …最大巻上時45時間持続
  • 防水
      …日常生活用強化防水(10気圧)
  • ケース材質
      …サファイアガラス

琺瑯ダイヤル

SARDの文字盤には琺瑯が採用されています。

琺瑯とは?
金属の表面にガラス質の釉薬を焼き付けたもの

文字盤が真っ白なのは琺瑯が使われているからなんです。

琺瑯は熱伝導が良く、酸や塩にも耐性があるため、鍋や食器などの調理用品に使われていることが多いです。

真っ白な光沢が特徴の琺瑯ですが、ギラギラした光沢ではなく暖かみのある雰囲気が感じられます。

後ほど白の文字盤のドルチェと比較しますが、琺瑯の色味がよくわかると思います。

初めての機械式

私は今までクオーツの時計を使ってきたので、機械式はこれが初めてです。
時計については何の知識もないので機械式の仕組みの説明はできませんがご了承ください。

機械式とクオーツの違いで最も分かりやすいのは秒針の動きです。
クオーツは一秒ごとに針が動くのに対し、機械式は針が止まることなく動き続けています。

あとは音の違いですかね。
クオーツは「ピッ、ピッ」というデジタルな音ですが、機械式は「チッチッチッチッチ」というメカニカルな音が心地よく聞こえてきます。

パワーリザーブは「40,30,20,10,Empty」の5段階になっており、20前後になるとゼンマイを巻いてあげないといけないんですが、仕事で一日中付けていると全く減りませんね。
SARD007は自動巻きなので、腕が動いた振動でローターが左右に振られゼンマイが巻き上がるんです。

時計を“身に付ける”こと

今まで私にとっての時計は、時間を正確に把握するための道具にすぎませんでした。
そのため、軽くて薄い、クオーツタイプの時計が理想的だったんです。

実際、先代のドルチェは厚さ5.3mm、直径33.5mmとかなりコンパクトです。
重量も26gとつけていることを忘れるくらいの軽さです。

一方でsard007は厚さ13.2mm、直径39.2mmとドルチェに比べるとかなり大きいです。
重量は91.2gもあり、時計を身に着けているということを肌で感じます。

ドルチェと並べてみるとその違いは一目瞭然です。

正直言うと、時計としての性能も携帯性でもドルチェに軍配が上がります。

時計なんですから、時間は正確であるほうがいいし、一日中身に付ける物ですから軽いに越したことはありません。

機械式の時計は使ってあげないと止まってしまうし、毎日時間はズレるし・・・クオーツに比べると利便性ははるかに劣ります。
さらに、機械式の部品は消耗品なので、定期的に修理をする必要があります。クオーツも電池は消耗品なので同じと言えば同じなのですが、交換にかかる値段が一桁違います。

それでも機械式のSARD007を使う理由は・・・
身に付けることが目的だからでしょうか。

毎日着けていないと止まってしまうところに愛着が湧きます。
今後もいろんなところに着けていきたい逸品です。

うーさー