Alden Vチップ 54332(54331)モディファイドラスト

こんにちは、メルカリで断捨離中のショシ太郎です。

断捨離中にもかかわらず、メルカリの売上金を使ってオールデンを購入してしまいました。
一応、持ち物の数は減っているので・・・。

購入したモデルはこちら。

\\デデーン//

Alden 54332

革靴好き、アメトラ好きな私からすると絶対に買いたいブランドの一つだったんです。

・最高級のコードバンを使用
・洗練されたVチップ
・歩きやすいモディファイドラスト

それでは、詳しく見ていきましょう。

Alden(オールデン)54332

今回購入したのはオールデンの中でも王道と言えるVチップモデルです。
54331のBEAMS別注モデルなので型番が一つズレていますが中身はほぼ同じです。(どこが違うか分からない)

Alden 54332

シューレースは状態があまり良くなかったので現在は紗乃織靴紐に変更しています。

Alden 54332

これだけでシャキッとした表情に変わりますね。

では、この靴の特徴を見ていきます。

コードバン

オールデンといえば、コードバンですよね。

コードバンとは?

農耕用馬の臀部から取れる皮革。主に食用農耕馬の副産物として生産される。農耕馬自体は年々生産量が低下しており、入手困難な素材になると言われ続け価格も上昇している。

wikipedia

現代の農業は機械化されているわけですから、農耕馬が減少してしまうのはどうしようもないですね。。。
価値が高騰しているのも納得です。

さらに、オールデンのコードバンは世界屈指のタンナーであるホーウィン社から供給されるもので、厳選に厳選を重ねた質の高いコードバンが使われています。

ホーウィン社のコードバンは、差別化を図るためシェルコードバンをという名称で商標登録されています。

革のダイヤモンドと称されるほどの光沢

コードバンの最も有名な特徴は、革から放たれる光沢です。
革のダイヤモンド”を称されるほどです。

特に、オイルをたっぷり含んだシェルコードバンは、他のそれよりも深い光沢が出やすいです。

まずはクリームを落としたすっぴんの状態から。

Alden 54332

クリームやワックスを付けていない状態ですが、既に光り輝いています。
これが革のダイヤモンドと言われる所以です。
ササっとブラッシングしてあげれば

その光沢は自然光に当てるとより鮮明になります。

Alden 54332
 
ショシ太郎
ま、眩しい・・・。

波のような立体的なしわ

次に特徴的なのが「履きジワ」です。

まずは、一般的な牛革のシワをご覧ください。
甲のところにいくつもの細い線が入っているのが見えるかと思います。

では次にコードバンの履きジワを見てみます。

Alden 54332

先ほどの牛革と違い、細い線のようなシワがありません。
立体的でうねりのある、波のようなシワが入っています。

この芸術的なシワが人々を惹きつけるわけです。
履けば履くほど、シワの立体感は増していくので経年変化を存分に楽しめます。

革靴はシワが深くなることを防ぐために、シューツリーを入れて形をキープするのが一般的ですが、コードバンではシワを育てるためにあえてシューツリーを入れない方もいるそうです。

新品購入時には、ペンを使って好みの位置にシワを入れる”シワ入れの儀”を行うことがマニアの間では通例になっています。

耐久性よし

馬のお尻を見ていただくと分かりますが、筋肉ムキムキでプリプリなわけです。
時速60キロは楽々出す動物ですから、すごい体つきです。

コードバンは、牛革の約3倍の強度があると言われています。
今回私が購入した54332は、2000年若しくは2010年製造のモデルになりますが、履きシワ以外の余計なシワがはいっておらず、もちろんクラックもありません。

Vチップ

外羽根式の革靴は、カジュアル寄りな革靴になります。
そのためフォーマルなスーツスタイルよりもジャケパンスタイルといったオフィスカジュアルに合わせるほうが適しています。

しかし、54332はトゥ部分をVチップにすることで全体をドレッシーな雰囲気に洗練しています。
これがUの字だとまた少しカジュアルになってくるのですが、うまくバランスを取っています。

Alden 54332

これだけ小奇麗にまとまっているならばスーツに合わせても違和感はないです。(冠婚葬祭を除く)

デニムを合わせてもOK
というより何でもござれといった感じです。

Alden 54332

モディファイドラスト

オールデンの革靴は合計13種類の木型(ラスト)が存在しています。

木型(ラスト)とは??
靴の土台。これによって履き心地が180度変わってきます。

54332(54331)では、モディファイドラストを採用しています。
モディファイドラストは、元来O脚やX脚を矯正するために開発されたラストで、
土踏まずがギュッと絞られており、足に吸い付くような歩き心地が特徴
です。
以下の写真を見ていただくとよくわかるかと思います。

Alden 54332

実際に履いてみると、土踏まずのところで靴と足を固定されているような感覚です。

一方で、ヒールや先部分はゆとりのあるシルエットになっているのでサイズ選びが難しいなという印象です。

ちなみに、モディファイドラストは日本での流通がメインだそうです。
O脚が多いからなのかな・・・?

一生モノ

ここまで長々とこの靴の特徴を書いてきましたが、私にとっての初オールデンは期待通りのクオリティでした。

革の美しさ、耐久性、歩き心地どれをとっても一級品で一生履き続けるための靴といっても過言ではないですね。
5年、10年で手放してしまうのは勿体ないくらい。

唯一の欠点を上げるとすれば水に弱いことでしょうか。
まあ、革そのものが水に弱いのでこれは仕方ないです。

給付金でもう一足買おうかな・・・。

それでは。